TLD Notes

ドメイン博物誌

ドメイン博物誌 — TLDのフィールドガイド

このサイトは観察記録であり、特定のドメインを推奨するものではありません。

.com

古典紀 (〜2010)

あらゆる業種の第一選択肢。短い名前はほぼ枯渇しており、二次市場では高額取引が常態化。

観察者の覚書

この種はあまりに優勢で、他の全ての種の進化圧を規定している。「.comが取れなかったから」という動機が、新種誕生の最大の触媒である。

空気感

王道 最高信頼度 SEO有利 取得困難

採集標本

各企業のドメイン選択は当該企業の判断によるものであり、当サイトの推奨ではありません。

stripe.com Stripe
金融・FinTech

オンライン決済インフラ。開発者向けAPIで急成長。

決済という信頼が最重要な領域で、.comの安定感が不可欠。

notion.com Notion
SaaS・Webサービス

オールインワンのワークスペースツール。

初期はnotion.soを使用していたが、成長に伴い.comへ移行。.comの引力の典型例。

shopify.com Shopify
EC・小売

EC構築プラットフォーム。中小事業者のオンライン販売を支援。

EC基盤という性質上、消費者からの信頼感が重要。.com一択の領域。

airbnb.com Airbnb
旅行・宿泊

宿泊施設のマーケットプレイス。体験予約にも拡大。

グローバル消費者サービス。口コミで広がるため、覚えやすい.comが必須。

replit.com Replit
開発者ツール・OSS

ブラウザベースのIDE。AI補完機能を統合。

以前はrepl.itを使用。成長後に.comへ移行した典型的パターン。

midjourney.com Midjourney
AI・ML

画像生成AI。Discord経由で利用。

AI企業だが.aiではなく.comを選択。消費者向けサービスの.com引力を示す例。

slack.com Slack (Salesforce)
SaaS・Webサービス

ビジネスチャットツール。Salesforce傘下。

エンタープライズSaaSの王道.com。Slackの語感自体が覚えやすく、.comとの相性が良い。

vercel.com Vercel
開発者ツール・OSS

フロントエンドデプロイプラットフォーム。Next.js開発元。

開発者向けだが.devではなく.comを選択。プラットフォーム企業としてのスケール感を優先。

openai.com OpenAI
AI・ML

ChatGPT・GPTシリーズの開発元。AI研究企業。

AI企業の頂点が.aiではなく.comを選択。消費者サービスとしてのリーチを最優先した判断。

figma.com Figma
デザイン・制作

コラボレーティブUIデザインツール。ブラウザベース。

figma.designではなくfigma.com。デザインツールでもマス市場を狙うなら.comが有利。

uniqlo.com ユニクロ(ファーストリテイリング)
EC・小売

グローバル展開するアパレルSPA。

海外進出を見据え早期に.comを取得。uniqlo.co.jpからの移行が、グローバルブランド戦略を物語る。

muji.com 無印良品(良品計画)
EC・小売

ライフスタイル雑貨・衣料のグローバルブランド。

muji.netから.comへ移行。「無印」の哲学をグローバルに届けるためのドメイン選択。

toyota.com トヨタ自動車
製造・ハードウェア

世界最大級の自動車メーカー。グローバルサイト。

toyota.co.jp(日本法人)とtoyota.com(グローバル)の二本立て。日本企業の典型的ドメイン戦略。

sony.com ソニーグループ
製造・ハードウェア

エレクトロニクス・エンタメの複合企業。グローバルサイト。

sony.co.jpと併用。ソニーの国際展開の歴史が二つのドメインに刻まれている。

nintendo.com 任天堂
ゲーム・エンタメ

世界的ゲーム企業。北米・グローバル向けサイト。

nintendo.co.jpと使い分け。ゲーム業界では.comが消費者との接点として機能。

honda.com 本田技研工業
製造・ハードウェア

自動車・バイク・汎用機のグローバルメーカー。

honda.co.jpと並行運用。製造業の日本企業が.comと.co.jpを使い分ける好例。

rakuten.com 楽天グループ
EC・小売

ECモール・FinTech・モバイルの総合IT企業。グローバルサイト。

rakuten.co.jpが楽天市場、rakuten.comがグローバル。ドメインが事業の地理的境界を示す。

tabelog.com 食べログ(カカクコム)
飲食・フード

日本最大級のレストラン口コミサイト。

日本市場特化ながら.comを選択。「食べる+ログ」の造語がドメイン名として成立。

moneyforward.com マネーフォワード
金融・FinTech

家計簿・法人向けクラウド会計のFinTech企業。

英語ブランド名+.comで、日本発FinTechのグローバル志向を表明。

note.com note(note株式会社)
メディア・出版

クリエイターのためのコンテンツプラットフォーム。

note.mu(モーリシャス)から.comへ移行。ccTLDリスクを回避した象徴的事例。

uzabase.com ユーザベース
メディア・出版

NewsPicks運営。経済情報プラットフォーム企業。

英語ブランド名+.comで海外展開を意識。Quartz買収など実際にグローバル展開。

spacemarket.com スペースマーケット
旅行・宿泊

レンタルスペースのマーケットプレイス。

英語名+.comで空間シェアリングのグローバルスタンダードを志向。

wantedly.com Wantedly
SaaS・Webサービス

ビジネスSNS・求人プラットフォーム。「共感」で仕事を探す。

英語造語+.comで日本発のビジネスSNSをグローバルに展開。シンガポール拠点も。

treasure-data.com トレジャーデータ
AI・ML

CDP(顧客データプラットフォーム)大手。シリコンバレー拠点の日本発企業。

日本人創業だがシリコンバレーで成長。.comがグローバルスタンダードとしての立ち位置を示す。

raksul.com ラクスル
EC・小売

ネット印刷・物流のシェアリングプラットフォーム。

印刷業界のDXを推進。.comで産業プラットフォームとしてのスケールを志向。

chatwork.com Chatwork
SaaS・Webサービス

中小企業向けビジネスチャットツール。

日本の中小企業に圧倒的シェア。英語名+.comだがユーザーの大半は国内。

and-factory.com and factory
SaaS・Webサービス

マンガアプリ運営・IoTホテル事業。

英語ブランド+.comだが事業は日本市場中心。スタートアップの「グローバル感」演出。

oisix.com オイシックス・ラ・大地
飲食・フード

有機野菜・食材の定期宅配サービス。

食品ECの先駆者。「Oisix」の造語は日本語の「美味しい」+「X」。.comで広がりを持たせた。

kurashiru.com クラシル(dely)
飲食・フード

日本最大のレシピ動画プラットフォーム。

「暮らし」+「る」の造語。日本語ブランドでも.comを選ぶのは動画メディアの国際志向。

ikyu.com 一休(Yahoo! JAPAN傘下)
旅行・宿泊

高級ホテル・旅館・レストラン予約サイト。

「一休さん」から名付けた日本的ブランドが.comで展開。プレミアム路線と.comの格式が調和。

newspicks.com NewsPicks(ユーザベース)
メディア・出版

ソーシャル経済メディア。専門家コメント付きニュースキュレーション。

英語名+.comで知的プロフェッショナル層にアピール。米国版も展開。

nikkei.com 日本経済新聞社
メディア・出版

日本を代表する経済メディア。日経電子版。

「日経」ブランドが.comへ。FT買収後、nikkei.comがグローバル経済メディアの顔に。

softbank.com ソフトバンクグループ
金融・FinTech

テクノロジー投資会社。Vision Fund等を通じた世界的投資活動。

通信事業はsoftbank.jpだが、投資会社としてのグローバルな顔はsoftbank.com。事業の性格でドメインを使い分け。

subaru.com SUBARU
製造・ハードウェア

自動車メーカー。AWDとボクサーエンジンで知られる。

「富士重工業」からSUBARUへ社名変更と同時にグローバルブランドを統一。.comがブランド刷新の舞台。

shiseido.com 資生堂
EC・小売

日本最大の化粧品メーカー。150年以上の歴史。

1872年創業の老舗が.comでグローバルビューティーブランドとして君臨。伝統と.comの信頼性が融合。

asics.com ASICS
EC・小売

スポーツ用品メーカー。ランニングシューズで世界的。

「Anima Sana In Corpore Sano」の頭文字。ラテン語由来の社名が.comでグローバルに通用。

bandainamco.com バンダイナムコ
ゲーム・エンタメ

ゲーム・エンタメ大手。パックマン、ガンダム等のIP保有。

合併でブランド名が長くなっても.comを確保。IPビジネスのグローバル窓口として不可欠。

suntory.com サントリー
飲食・フード

飲料・酒類メーカー。ウイスキー、ビール、清涼飲料水。

Jim Beam買収でグローバル酒類メジャーに。suntory.co.jpが国内、suntory.comが世界の顔。

yamaha.com ヤマハ
製造・ハードウェア

楽器・音響機器メーカー。ピアノからシンセサイザーまで。

楽器のヤマハとバイクのヤマハ発動機が別会社。yamaha.comは楽器側が確保。ブランド名の「所有権」問題。

bridgestone.com ブリヂストン
製造・ハードウェア

世界最大のタイヤメーカー。創業者の石橋姓を英訳。

「石橋」→「Bridge + Stone」という社名の成り立ち自体がグローバル志向。.comは必然。

canon.com キヤノン
製造・ハードウェア

カメラ・プリンター・医療機器メーカー。

「観音」に由来する社名が世界ブランドに。canon.comは写真愛好家のグローバルハブ。

hitachi.com 日立製作所
製造・ハードウェア

総合電機メーカー。インフラからITまで幅広い事業。

「日立」は茨城県の地名由来。地方都市名が.comでグローバルブランドになった稀有な例。

toshiba.com 東芝
製造・ハードウェア

総合電機メーカー。半導体、インフラ、エネルギー事業。

「東京芝浦電気」の略称が世界に定着。日本の製造業ブランドの.com確保は1990年代の先見性。

nec.com NEC(日本電気)
開発者ツール・OSS

IT・ネットワーク・AIソリューション。官公庁・通信インフラに強み。

3文字.comの希少価値。「日本電気」が英語略称NECでグローバルIT企業としてのアイデンティティを確立。

fujitsu.com 富士通
開発者ツール・OSS

ITサービス・コンピュータメーカー。スパコン「富岳」開発。

「富士通信機製造」が富士通に。日本のIT産業を代表するブランドが.comでグローバル展開。

daikin.com ダイキン工業
製造・ハードウェア

空調・エアコンで世界首位。冷媒技術のリーダー。

B2B色が強い製造業でも.comは必須。世界中のビル・工場に製品があるグローバルメーカーの玄関口。

ajinomoto.com 味の素
飲食・フード

食品・アミノ酸メーカー。「味の素」は日本の食卓の定番。

アミノ酸事業のグローバル展開に伴い.comを主軸に。「AJINOMOTO」が世界の食品ブランドへ。

dropbox.com Dropbox
SaaS・Webサービス

クラウドストレージ・ファイル共有サービス。

初期はgetdropbox.comだったが、dropbox.comを獲得して移行。「get」を外すだけで格が上がるドメイン進化。

このTLDの全標本を見る →

確認された生息域

SaaS・Webサービス EC・小売 金融・FinTech メディア・出版 スタートアップ ヘルスケア・医療 ゲーム・エンタメ 飲食・フード

普及度

95

⚠ 留意事項

短い名前は二次市場で数万〜数百万ドル。typosquattingの標的になりやすい。

Snapshot: 2026-03

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